1999年 2月14〜15日
尾瀬・戸倉〜鳩待峠〜至仏山


厳冬期の至仏山の斜面は最高のパウダーでした。
厳冬期の至仏山の斜面は最高のパウダーでした。

概念図
概念図


2月13日
 夜、電車で高崎駅まで行き、駅で始発を待つ。

2月14日
 始発電車に乗り沼田駅で下車。バスで戸倉へ、戸倉11時着。 戸倉からスキー場を右手に過ぎて、笠科川沿いの林道に入る。 林道に入るとすでに積雪20cm、スキーを履きシール登高開始。 雪が降る中、延々、林道沿いに鳩待峠を目指す。 津奈木橋を越えると斜度が増し、積雪も1m以上ありラッセルがきつい。 何とか日のあるうちに、鳩待峠に到着。テントを設営し、食事後、就寝。

2月15日
 夜明けを待って出発。天気快晴。朝焼けの至仏が素晴らしい。 悪沢岳への稜線を快適に登高、高度を稼ぐ。 笠ヶ岳、上州武尊山の眺めがすばらしい。日光白根山もみえる。 至仏への稜線に出るとガスが出て、風が非常に強い。 頂上に着くとガスが切れた。 至仏の頂上からは360度の展望、越後の銀屏風がずらっと並ぶ。 尾瀬ヶ原をはさんで対峙した、燧ケ岳の展望も素晴らしい。

 さあこれからお楽しみの滑降。雪庇に気をつけて滑り込む。 厳冬期の至仏の新雪は素晴らしい。山の鼻まで標高差800mの大滑降だ。

 2月の尾瀬ヶ原は静寂そのもの、ツアー通して尾瀬では一人も人に会わなかった。

 川上川をさかのぼり、鳩待峠に登りあがる。

 テントを撤収し、林道を戻る。戸倉までスキーを脱ぐことなくくだれたので、帰りは楽であった。

タグ:尾瀬、至仏山、鳩待峠 、尾瀬ケ原、テレマークスキー

悪沢岳への稜線から見た笠ヶ岳。頂上からは雪煙が上がり、風が強そう。
悪沢岳への稜線から見た笠ヶ岳。頂上からは雪煙が上がり、風が強そう。

子至仏の向こうに至仏が見える。
子至仏の向こうに至仏が見える。

悪沢岳から、笠ヶ岳、上州武尊山を望む。
悪沢岳から、笠ヶ岳、上州武尊山を望む。

尾瀬ケ原と燧ヶ岳。
尾瀬ケ原と燧ヶ岳。

至仏山山頂から越後の銀屏風を望む。
至仏山山頂から越後の銀屏風を望む。

頂上は猛烈な風。
頂上は猛烈な風。

さあこれからお楽しみの滑降!!
さあこれからお楽しみの滑降!!

新雪の至仏の斜面。最高の滑降!
新雪の至仏の斜面。最高の滑降!

静寂の尾瀬ケ原。正面は燧ヶ岳。
静寂の尾瀬ケ原。正面は燧ヶ岳。