2002年12月31日〜2003年 1月 1日
頸城・火打山・山スキー


妙高連峰の盟主火打山。白く美しい名山だ。
妙高連峰の盟主火打山。白く美しい名山だ。

概念図
概念図


12/31

 小雪まじりの中、妙高杉の原スキー場、三田原第3高速リフトで1855mまで登りあがる。 リフト終点から北西に進路をとり小沢を超え三田原山への登りに取り付く。 三田原山へは500mの登りだ。

 稜線に出ると妙高山側に張り出した雪庇の巨大さに驚く。 時折、雲の切れ間から、妙高山本峰がのぞく。 小ピークをいくつも超えていくと三田原山山頂だ。 天気は回復傾向、時々火打山も顔を見せる。

 シールをはずし黒沢池に滑り込む。快適な滑降。 黒沢池は目標物が何も無い大雪原だ。 幸い視界があるので迷う心配はないが、視界が無いときは注意が必要だ。 茶臼山への登りは、今日の行程最後の登りだ。 ここもふかふかのパウダー、帰りの滑降が楽しみだ。 茶臼山の鞍部からは高谷池ヒュッテはもうすぐだ。

 今日はあこがれの高谷池ヒュッテに泊まる。 高谷池ヒュッテは冬季は開放されていて、利用者は備え付けの料金箱に1000円払うことになっている。 この日は大晦日であったが貸切だった。一人で静かに年を越した。


1/1

 新年が明けた。今朝は快晴!火打山に登頂だ!

 まだ暗いうちから、ヒュッテから明けゆく火打山を眺めていた。 新年の朝焼けに染まる火打山、なんてきれいな山なんだ!

 夜明けとともに出発。視界良好、最短距離で火打山を目指す。 火打山山頂は展望抜群、北アルプス・頸城の山々・日本海、最高の景色を独り占めにする。 下山はヒュッテまであっという間のひとすべり。デポした荷物をまとめヒュッテを後にする。

 茶臼山・黒沢池を超え、三田原外輪山に登りあがるとガスが出てきた。 三田原山からの滑降にかかる頃には、視界がほとんど無くなった。 コンパスを頼りに慎重に下る。しかし雪が腐れていてなかなか思うように下れない。 なんとか笹ヶ峰への林道に出て、杉の原スキー場に着いたのは17:00であった。

タグ:頸城、妙高、火打山、テレマークスキー

杉ノ原スキー場上部より三田原山へ登る。
杉ノ原スキー場上部より三田原山へ登る。

三田原山のダケカンバ。
三田原山のダケカンバ。

黒沢池は広々とした雪原。
黒沢池は広々とした雪原。

夜から目覚める火打山。
夜から目覚める火打山。

朝日を浴びる火打山。
朝日を浴びる火打山。

水蒸気を上げる焼山、火打山山頂から。
水蒸気を上げる焼山、火打山山頂から。

北アルプス、白馬岳。
北アルプス、白馬岳。

三田原山の雪庇。
三田原山の雪庇。

焼山、火打山、黒沢池。三田原山から。
焼山、火打山、黒沢池。三田原山から。

妙高山本峰。
妙高山本峰。