GPS軌跡
3/22、石徹白の薙刀山に登ってきました。この日は、本当は石徹白最奥の山、願教寺山がターゲットだったのですが、大滝手前、急斜面のトラバースに阻まれ、目的地を薙刀山に変更しました。3/20は津市でも、ものすごい黄砂が観測されましたが、3/21からの降雪で山には10cmほど新雪が積もり、真っ白に化粧直しされていました。
上在所には既に10台以上の車が駐車されている。駐車場を8:11に出発し、林道沿いに石徹白川を遡る。林道にはまだ十分に雪があるが、3箇所程雪が切れているところがある。林道沿い山側斜面の雪は随分落ちているが、まだまだ雪崩に注意が必要だ。初河谷手前のトラバースも随分とマイルドになった。
石徹白登山口には10:20着。願教寺山を目指して、さらに林道を遡る。しばらく進むと両岸が切り立ち、前方に大滝が望まれる。林道は切れ落ちた急斜面となっており、大滝を越えるにはかなりの距離をトラバースしなければならない。滑落したらただではすまなそうなので、林道の通行はあきらめる。
地形図を見ると少し戻った地点から石徹白川を徒渉すれば、右岸の台地に登り上がれそうである。予定を変更し、薙刀山を目指すことにする。今日は先々週と比較すれば水量は格段に少なく、なんとか徒渉できそうだ。しかし、膝まで水流につかる。雪解け水の冷たいこと。
右岸の急斜面を150m程登ると台地に出る。願教寺山へもこの台地を横切って行くのが正しいルートのようだ。次回はもっと早立ちをする必要があろう。
台地を越え、さらに急斜面を200m登ると薙刀山北東尾根の稜線に出る。稜線から望まれる日岸山東面は素晴らしい斜面だ。この斜面を滑るのはもう来シーズンになってしまうだろうか。なだらかな稜線をたどると薙刀山山頂だ。
薙刀山山頂は360度の大展望。白山、石徹白の山々、北アルプス、御嶽、荒島岳、奥美濃の山々、伊吹山まで見渡せた。既に何人か牧場から登ってきた後のようだ。展望を満喫し、山頂から薙刀平を目指して滑る。シュプールからすると二人しか薙刀山には来ていない。皆、野伏に登っているようだ。あっという間に推高谷まで滑り降りる。推高谷の雪はまだまだ十分だ。労せずして右岸に登り上がることができる。
牧場跡を越え林道をたどって上在所に戻った。牧場跡への林道もまだ十分雪があるが、来週には所々雪が切れるところができるだろう。
8:11 | 上在所(729m) |
9:14 | 初河谷出合(810m) |
9:53 | 推高谷出合(830m) |
10:32 | 倉谷出合(880m) |
10:40 | 石徹白登山口(960m) |
10:54 | 大滝手前(1020m) |
11:05-10 | 徒渉地点(970m) |
11:55 | 台地(1150m) |
13:22 | 稜線(1450m) |
14:13-26 | 薙刀山(1647m) |
14:48 | 推高谷(1220m) |
15:05 | 牧場跡(1070m) |
15:55 | 上在所(729m) |
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初河谷出合手前のトラバース。これでも随分マイルドになった。
石徹白登山口。
大滝手前。急斜面のトラバースに通行を断念。
石徹白川の徒渉。雪解け水が冷たい。
薙刀山東山麓の台地。
台地から銚子ヶ峰方面を望む。
薙刀山北東尾根への急登。
上部は急な雪壁。
日岸山東面はニセコや東北の山のような風格。
北東尾根より薙刀山山頂を望む。
薙刀山山頂より日岸山、願教寺山、別山、白山を望む。
薙刀平越しに野伏ヶ岳を望む。
薙刀山山頂直下。
薙刀平より薙刀山山頂。
推高谷への斜面。
推高谷への滑降。
推高谷の雪は十分。難なく右岸へ乗り越えられる。
石徹白の山々に囲まれた牧場跡。
牧場跡より薙刀山山頂を望む。
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