GPS軌跡
1/8に湧谷山に登った時、帰りは八草トンネルを通って、木之本経由で帰ってきました。その時、杉野集落あたりから、大きく白い山が北側に見えました。帰ってから地図で確認してみると、横山岳という山らしい。
ネットで少し調べてみると、東側の金居原から東尾根を登るルートと、西側の菅並から北西尾根あるいは西尾根を登るルートが記録として報告されていました。どちらも下部はヤブが多いというような内容が多かったのですが、北西尾根の方が快適そうな印象を受けましたので、北西尾根から登ることにしました。
長浜市木之本からR303を八草峠方面に杉本まで行くと、峠越えの県道284号線は不通でしたので、木之本町川合まで戻り、県道284号線を通り菅並まで入りました。ちなみに八草トンネルは通行止めでした。
菅並に入ると取付きと駐車場所をしばらく探索しました。取付きは六所神社手前の橋を渡った対岸から取り付くのが良さそうでしたが、駐車場所が見つからず行ったり来たりしていると、転回スペースに駐車されたテレマーカーの方が一人、身支度をして出発されていました。結局、私も隣に駐車させてもらい、8:30に出発しました。
六社神社手前の雪に埋もれた橋で高時川の対岸に渡る。正面にその名も北海道トンネルというトンネルがあり、北西尾根はトンネルの左手に伸びる。下から見ると尾根は林道に遮断されているように見える。登ってみて、林道を乗っ越せないという事態は避けたかったので、直登は避け、トンネルをくぐり、北西尾根北側のルンゼに取り付く。これが結果的には失敗で、トンネルの右側から取り付き、急斜面を左上し尾根に登り上がるのが正解であった。急斜面のルンゼは深雪が腐れていて、尾根に登り上がるまでツボ足で苦労した。
410m付近で北西尾根に登り上がるとトレースがある。後で先ほどのテレマーカーの方のものであるとわかる。北西尾根はなだらかな尾根、終止右手に横山岳を望みながら快適に登高する。730m付近で北西からの支尾根と合流し、稜線上の小さな雪庇を乗っ越すと尾根上部方面の展望が開ける。いくつかの小さなピークを越えていくと1010m付近で北尾根と合流する。
北尾根に登り上がると一気に北東方面の展望が開ける。樹林越しに、江美国境の山々の展望が素晴らしい。広くなだらかな尾根を南東にしばらくたどると横山岳山頂に到る。
山頂からは上谷山、三国岳方面の展望が素晴らしい。頂上では先に登ってこられたテレマーカーの方が休憩していらっしゃいました。
山頂からは快適な尾根滑降、雪はそんなに良くはないが、展望を楽しみながら滑る。しかし、次第に雪が腐れ始め、ヤブに苦しめられるようになる。730mの支尾根分岐を過ぎると、あまりのヤブのひどさにスキーを脱いでツボ足で下る。しばらく下ると、背負っていたスキーが一本ないことに気づく!?このまま降りてしまいたい衝動?を抑え、70m程登り返すと、スキーが木に引っかかっているのを発見!回収する。その間に、やまであいましょうさんと再会。
その後、スキーを履き直した後も、ヤブ・悪雪と格闘しながら尾根を下る。やまであいましょうさんから、トンネル上の尾根が通行できることを教えていただいていたので、帰りは真っすぐ尾根を降りた。
駐車地点に戻ると、やまであいましょうさんがまだいらっしゃったので、しばし反省会とHP情報の交換。いやはや、お疲れさまでした!
今回思ったのは、余呉の山々が津市から案外近いということ。津市から菅並までは、下道で120km、2時間半で到着した。坂内方面も、八草トンネルが不通でなければこちらからの方が早そうですね。
8:33 | 余呉町菅並駐車地点(210m) |
8:46 | 北海道トンネル(210m) |
9:50 | 北西尾根稜線(410m) |
10:20 | 624mP(624m) |
10:45 | 北西尾根(730m) |
11:05 | 856mP(856m) |
11:40 | 北西尾根(1020m) |
12:15-32 | 横山岳山頂(1131.7m) |
13:30 | 北西尾根(730m) |
14:47 | 北海道トンネル(210m) |
14:55 | 余呉町菅並駐車地点(210m) |
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余呉町菅並、高時川にかかる橋を渡る。正面に見えるのはその名も北海道トンネル。 北西尾根への取付はトンネル右から登り上がって左上し、左側の稜線に出るのが正解。
高時川。
横山岳北西尾根、410m付近。ヤブっぽい尾根。
終止、右手に横山岳を見ながら尾根を登る。
624mピーク付近から北西尾根上部を望む。
北西からの尾根と合流し、稜線上に発達した小さな雪庇を越える、730m付近。
上部の展望が開けてきた、856mピーク付近。
856mピーク付近より、横山岳山頂を望む。
1020m付近で北尾根と合流する。
北尾根からは江美国境の山々の展望が素晴らしい。
北尾根はブナと展望の尾根。
横山岳山頂直下。
横山岳山頂は緩やかな山頂、本峰は右樹林帯の奥。
山頂より上谷山、三国岳方面を望む。
おだやかな山頂付近。
北西尾根下部の滑降はかなりテクニカル!?
背負っていたスキーの片方を木に引っ掛けてしまった。
さらに苦行は続く。。
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