2012年 2月11日
越前・広野から美濃俣丸(920mPまで)・山スキー


越美国境の美濃俣丸に行ってきました。折からの大雪で912mPまでとなりましたが、腰までのパウダーを満喫しました。
越美国境の美濃俣丸に行ってきました。折からの大雪で912mPまでとなりましたが、腰までのパウダーを満喫しました。

GPS軌跡
GPS軌跡


 日野川沿い集落は、週ごとにその積雪を増している。本当に今年はよく雪が降る。

 広野ダムに着くとすでに福井ナンバーの車が3台停まっている。ダム周辺も雪の回廊になっている。ダムの管理事務所の方のお話だと、一昨日から50cm以上積もったそうだ。準備をして8:24に広野ダムを出発。

 岩谷川出合に架かる橋から、岩谷川左岸沿いの林道を見ると積雪で急斜面のトラバースになっている。「やまであいましょう」さんの記録では、三国岳、三周ヶ岳へはこの林道をアプローチに使われているが、この状態では通行するのはちょっと!?

 しばらくは先行のワカンのトレースがあり、ありがたく使わせていただくが、すぐに尾根に取り付いている。三周ヶ岳?に登ったのだろうか。ここから先は一人旅、林道はほぼ平坦だがラッセルに消耗する。ダム湖流入地点の橋で日野川の右岸に渡る。日野川の湾曲部はデブリが堆積し、いやなトラバースを強いられる。気温が上がった日中の通過は十分注意が必要。

 トラバースを越え、立派な橋をわたると鈴谷川出合に出る。鈴谷川出合には地形図に無いダムがあり、ダム上の通路を通って鈴谷川左岸にわたる。しばらく林道を行くと右岸に渡り、美濃俣丸から西に延びる尾根に取り付く。尾根取付まで2時間以上かかった。

 取付の急斜面を100m程登ると林道に出る。林道脇から尾根に登り上がる。尾根下部はヤブっぽいが十分滑降可能だ。しばらく登るとブナの疎林となりいい感じの斜面になる。912mピーク手前で14:00となり、今日はここでタイムアップ。小雪舞う穏やかな天候だが、展望は全くない。

 ラッセルで苦労した代わりに、新雪の滑降は素晴らしい。上部では腰までのパウダーを楽しんだ。この尾根は適度な斜度とまばらな樹林のおかげで快適な滑降が楽しめる。下部はさすがに腐れていたが、あっという間に尾根取付まで滑り降りた。

 林道を戻り、広野ダムに着くと、先行パーティーと合流した。三周ヶ岳方面、県境尾根手前まで登ったそうだ。

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越前、奥揖斐、美濃俣丸、広野、山スキー、テレマークスキー

 
 


8:24広野ダム(330m)
10:10-15鈴谷川出合(350m)
10:30尾根取付(400m)
11:38尾根(500m)
14:00912mP(912m)
14:35尾根取付(400m)
14:55鈴谷川出合(350m)
16:05広野ダム(330m)
広野ダム、雪の回廊。
広野ダム、雪の回廊。

広野ダムの通路。
広野ダムの通路。

岩谷川出合に架かる橋。
岩谷川出合に架かる橋。

氷結したダム湖。
氷結したダム湖。

ダム湖左岸の林道を進む。
ダム湖左岸の林道を進む。

ダム湖に流入する日野川。
ダム湖に流入する日野川。

イヤな日野川右岸のトラバース。
イヤな日野川右岸のトラバース。

鈴谷川出合手前の立派な橋。右前方は地形図に無いダム。
鈴谷川出合手前の立派な橋。右前方は地形図に無いダム。

林道終点、橋を渡り尾根に取り付く。
林道終点、橋を渡り尾根に取り付く。

尾根下部はヤブっぽいが十分滑降可能。
尾根下部はヤブっぽいが十分滑降可能。

ヌメリスギタケの氷づけ。
ヌメリスギタケの氷づけ。

尾根上部、ブナの疎林は腰パウ。
尾根上部、ブナの疎林は腰パウ。

912mP。
912mP。